『讃美歌21』
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やすかれ、わがこころよ


Stille, mein Wille
詞:Katharina von Schiegel, 1697-?
FINLANDIA
曲:Jean Sibelius, 1865-1957



やすかれ、わがこころよ、

主イェスはともにいます。

いたみも苦しみをも

しずかに忍び耐えよ。

主イェスのともにませば、

耐ええぬ悩みはなし。





やすかれ、わがこころよ、

なみかぜ猛るときも、

恐れも 悲しみをも

みむねすべて委ねん。

み手もてみちびきたもう

のぞみの岸はちかし。





やすかれ、わがこころよ、

月日の移ろいなき

み国はやがてきたらん、

うれいは永久(とわ)に消えて、

かがやくみ顔あおぐ

いのちのさちをぞ受けん



ヨハ20:19-21 ヨシュ1:9 イザ7:2-4,30:15,35:10 詩13 ヘブ12:10-11 ロマ12:12 黙21:4

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

作詞者カタリーナ・フォン・シュレーゲルは、ライプツィヒの北西約50km、ケーテンにあるドイツ福音主義教会の修道院修道女長であり、ドイツ敬虔主義運動の指導者の一人として知られています。この讃美歌の旋律は、フィンランドの大作曲家ヤン・シベリウス(1865〜1957)が作曲した交響詩「フィンランディア」から取られたものです。これを讃美歌の旋律に採用するに当たり、アメリカ長老派の讃美歌集THE HYMNAL(1933)の編集委員会は、編曲を原作曲者シベリウスに依頼しました。(参考:梅染信夫,1994,『神は愛なり 讃美歌物語3』,新教出版社)


リ ン ク

フィンランディア(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


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